スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | - | - |
<< 遠足 | main | 長い間更新できていなくてすみません >>

母から子へ手渡された最高のドレス

 

事の始まりは去年の春頃かな。。。
友達の美枝ちゃんから一通のメールが届きました
「梨絵ちゃん、私結婚する事になりました。お相手はナカムです!! もし帰国予定があれば是非パーティに参加してねー」
というもの。

美枝ちゃんとは京都にいる頃の友達で毎週土曜日に三条鴨川で催されるファイヤーパフォーマンスグループ『遊火』の中に混じって夜な夜な遊んでいました
そして旦那さまのナカムくんとは、そのファイヤーパフォーマー達を完璧に心地よく踊らせる事が出来る最高のジャンベプレーヤーだったのです
私も打楽器が好きでジャンベを持っていって一緒に奏でさせてもらってたのですが
彼の音が耳に入れば私はすぐにトランス状態になっていました

そんな二人が目出たくゴールイン♡
私の心が躍らない訳がない!
私は祝福の言葉と同時に彼女にある提案を持ちかけました
パーティで着る衣装は決まってるのかな? もし良ければ私に作らせては頂けませんか?と。
このグループには昔からFingalの服をごひいきして頂いていたし、彼女はもう私のセンスを解ってくれている、それに未だドレスの手配をしていないという事もあって彼女は私にドレス作りを委ねてくれた
こういうのは素直に嬉しい
そしてそれ以上にドキドキする
一生に一度の結婚式だ 自分の力を最大限に使おう。。。

そして彼女との長いメールのやりとりが始まった
サイズがどうだ、丈がどうだ、デザインがどうだ、生地の感じは。。。
彼女からのデザインの要望は前が短く後ろが長いデザイン
私の結婚パーティに出席してくれた彼女は、その時私が自作して着ていたドレスを気に入ってくれたらしく、そのデザインを指定してきてくれたのだ
そしてもう一つの要望は、このドレスはパーティだけで終わらすのでは無く、その後も着ていきたいとの事
それらを全てまとめてデザイン画を描いて彼女に見て頂く


製作期間中にパリに行く用事があった
そこでドンピシャの小物を見つけたから、即購入
『う〜ん。 あのデザインにあの生地にこの小物。 やばい、かなり良いモノが出来る♡』
私の頭の中が燃えそうだった


そして数ヶ月かけて作りました
この子がそのドレスです
始めての試みでストラップなどを何も使わなくして着れるボーニングという技を使いました
ボーニングとはドレスの縫い目の部分にボーン(骨)と呼ばれる柔らかい棒をいれ、体に添ったラインをだしてビスチェの様に着る事が出来る技法です

後ろ下がりです
ちなみにベール付きのデザインにしました

パリで見つけた小物はこちらの胸元にあしらったレースと。。。

裾まわりにあしらったフリンジリボン、それからベールの生地もパリで買いました


小物とデザインを上手に引き立て合わされている素敵なドレスが出来たと思います


そしてパーティ当日は遊火リーダー、コオスケさんの奥様であるヘナアートアーティスト443さんがヘナアートで更に盛り上げてくれました

完璧な色合い
う〜ん、美しい


パーティの写真も届きました



丈も良い感じだし、サイズもピッタリだね★
そして、何よりも美枝ちゃん綺麗だよー!
ナカムくん、かっこいいよー!!
心からおめでとう★
末永くお幸せに



ところが、この話はまだ終われません
なぜなら続きがありますから


それは、私たちが帰国をした去年の10月
美枝ちゃんとナカムくんに直接会って、完成したドレスを届けさせてもらった時の事
彼女はまた別のドレスを持参してきていました
「実はこれナカムのお母さんから頂いたドレスなんだけれど、デザインが少し古いから
現代でも着れる様にお直しをしてほしいの。」
「わぁ、またまた嬉しいお話だね★ 是非是非」

そのお直し前のドレスがこちら
うん、確かにかなりレトロだね

今回の彼女の要望は
このパフスリーブを普通の袖にして、袖丈を詰める


そして着丈も詰めて欲しいとの事


がってんしょうちのすけと
シッポをフリフリ、仕事にかからせてもらいました
まずは言われた箇所の糸を一本一本ほどいていきます

じゃあね、何だかね、この作業を進めれば進めて行く程ね、ナカムくんのお母さんの気持ちが私に伝わってきたんです
まず始めに感じた事は、このドレスはとてつもなく良く出来ていて
とても良い状態で保管されていたという事
ウール100%なのに虫食いの一つもない

デザインも凄いんですよ
裏地の入れ方、使い方
それに縫う場所や縫い方によって糸までちゃんと選ばれている
なるほど、これはかなり高価なものだったはずだ
そしてこの手入れの行き届き方を見ても、お母さんは愛用されていたに違いない

そしてもう一つ
デザインからしてお母さんが着用されていたのは3、40年前
そんなにも前に作られた洋服を私が今ほどいていっても一つのボロも出てこない
とっても頑丈なドレス
この時私はある事を思い出した
それは私が14歳の時に起った阪神大震災
震災直後、壊れた高速道路のコンクリートの中から工具(ハンマーだったかな?)が出て来て
その高速道路を作った建築会社が責め立てられている事件だ
私はその時、不正をしたらいつか必ずバレるんだと確信した
そんな事を頭にかすめながら、再びこのドレスの凄さに圧倒されながら仕事を続けていた
私もこのドレスの制作者の様な仕事がしたい
何年経っても愛されて、愛され続けて、そして世代を超えて受け継いでもらえたら何て幸せなんだろう



お直しが仕上がったドレスがこちらです

袖ぐりも縮めさせて頂きましたよ




ひゃー かなり良い感じに仕上がったー!
袖の部分を確認するために私自身の腕を通し、ドレスを着ていたんだけれど
それをして行くうちにこのドレスが可愛くて可愛くて仕方なくなってきて
自分で一回着飾って着てみたくなりました
こんなの結構レアな事です
折角なのでモデルもしてみました



本当に良く仕上がったと思う
そしてお母さんと美枝ちゃんの愛、私の心にまで響きました
こんな素敵な仕事をさせて頂いて光栄です

私からの気持ちも受け取ってください
袖の余った生地で作りました
二人お揃いのティッシュケースです


本当にありがとうございました




Fingal



| NEW DESIGN 2013 | 04:59 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |

スポンサーサイト

| - | 04:59 | - | - | - | - |
Comment
いい仕事してるねー!素敵!!
こっちまでウキウキしちゃった☆
りえちゃん、モデルきまってるね!(*≧∀≦*)
2013/11/12 1:27 AM, from アピコ









Trackback
url: http://fingalism.jugem.jp/trackback/280

08
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--
Profile
PR
New entries
Archives
Categories
Recent comment
Mobile
qrcode
Links
Others
無料ブログ作成サービス JUGEM