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バークス家の御産とボートの日常生活 〜後編〜




ボート生活はとても大変だ
今のボートには冷蔵庫があるけれど前のボートには無かったし、電子レンジ・掃除機・洗濯機など電力を多く必要とするものなんて勿論無い。それに加え暖房器具といえば薪ストーブだ
無論、私たちがこういう生活が好きで自ら選んでやってるんだけれど、ボートのエンジンが壊れたり色んな故障が重ったりすると正直参ってしまう
日本で何不自由無く便利なモノに囲まれて育って来た私にとっては中々の修行だ
ボート生活を始めて3年8ヶ月 この生活から身につけた一番の『力』は忍耐力だと思う



ガスはプロパン
電気はソーラーパネル
水は2週間に一度ボートをクルーズする際にボートのタンクに溜めておく

毎日パズルのピースをはめ込むかの様に沢山の事を考えながら生きていかなきゃいけないボート生活だけど、何が一番辛いかと言われると多分水に制限がある事だと思う
私たちはタンクに汲んで来た水を上手に使いながら2週間暮らさなければいけない
勿論シャワーなんて毎日浴びれないよ
トムには会社でシャワーを浴びてもらって私と海は一週間に二度だけ
暑い夏には近所の川に飛び込みに行く 私たちが洗う川上でも川下でもボートで暮らす人達が洗ってる。。。 
ここはボーター達のガンガーだね
それにしても日本人女性にとってたった週二回のシャワーはきつい
キャンプじゃなく旅中でもなく、日常生活なんだから温かいお風呂に入って疲れを落としたいものだ

そこであみ出した私の必殺技!
もう使わなくなった中華鍋にお湯をためて手ぬぐいで体を洗うの〜
〆は私と海で足湯を堪能する
何て気持ちがいいんだろう
中華鍋で足湯。。。最高の癒しの時間
ここ数ヶ月ほぼ毎日やってるよ
もうこんな小さな事にも感謝出来る様になってしまった
有り難い。。。

そう言えば前にトムママが話してくれた
トムのご両親は若い頃に馬を飼ってファームに住んでたんだけれど
そこでも水を十分に使う事が出来なかったそう。。。
「私たちのファームでもお風呂やシャワーが無かったから、やかんにお湯を沸かして
体を洗っていたのよ〜」
これを聞いた時は、トムママもかなりタフな女性だなって思ったけれど
今なら私にも『出来る』  
イギリスに来て、ボート暮らしを始めて『出来る』事が増えたんじゃないかなって思う
あぁぁ 有り難い。。。





バークス家に家族が増えた
今迄私たちはこうしてギリギリのお水でやりくりしてきたけれど
赤ちゃんがいる生活は更に水がいる
洗濯機も水も無い生活だから流石に布おむつ育児は断念せざるを得なかったけれど
こまめに服やスタイを変えたり、吐いてしまったらタオルは沢山いるし
煌が産まれてから私は毎朝必要なものを手洗し始めた
そして煌に沐浴もしてあげたい
ん〜 。。。 水が足りない。。。


そこでトムの出番
私たちは水のタンクを買う事にした
25Lタンクを5つ。更にフリマで40Lタンクを2つ買ったから
全部で180Lの水をストック出来る様にした
私たちのボートについてる水のタンクは約600L
私が一回のシャワーで使う水の量は約50L
わぁい、180Lもストック出来れば週三でシャワーに入る事が出来る♪
水が多くあるというのは心が満たされる
砂漠の中のオアシス
水って本当に大切◎


そして煌を迎えた直後トムが最初に動いたのは、冬場のボートを更に暖かくする事
うちのボートは薪ストーブが一台あるけれど、ボートの一番端っこにあるため
反対側の端っこはかなり寒く、湿気も凄い
そこでトムはボート友達の電気屋さん(&自称水道屋さんも出来る)を雇い、薪ストーブから
管を通し冬場一番寒いベッドルームが暖かくなる様に工事をしてもらった

この運河には頼りになる人達が多い
彼らはまるで泥んこ遊びの延長かの様に楽しそうにジャレ合いながらするべき事を進める
 
この時の工事で彼らがどこをどう触ったのか解らないけれど
シャワールームのウォーターパンプが以前より断然動く様になっていた
工事前はシャワーを浴びると、そのシャワー後の水をバケツですくって捨てなければいけなかったけれど、彼ら達のおかげでボタンを押せばボートから運河へ直接排水される様になった
これはかなり助かる
大きいお腹を抱え汚水を汲み上げるのは中々大変な作業だったからね
ボートが良い様に変わってきている
マイホームだけあって相性がいい
有り難い、有り難い。。。


そして何よりこのボート生活を始めてからキーポイントになっているのが断捨離だ
断捨離って本当に心がスッキリする
使わないモノがあればすぐにこれらを必要としてくれる所に回す 
何かを買う時も新品や高価なモノは滅多に買わない
それをしてしまえば断捨離がしにくくなるから
狭いボートで有意義に生活するには最低限の知恵が必要だ


どこかの誰かが言っていた
・苦い人生は無難な人生だと
る人生は有り難いんだと
私の困難・苦難に囲まれた無難じゃない人生、とっても有り難いんやなぁ。。。




私たちは後一年程でボートのローンの返済を終える
単純に言うと自給自足をすれば働かなくても生きていける生活がもう目の前までやってきてるという事だ
しかし、私たちは遠く離れた家族や友達に逢いに日本に帰りたいし、子供達に満足のいく教育の選択肢も与えてあげたい
『お金のない』生活はもう少し先延ばしにして今のうちはこのバビロンシステムと上手く共存していかないと。。。
それは新しい家族が増え私たちにも夢が出来てしまったからでもある
子供達が育ち、この狭いボートで暮らすのが難しくなった時、更に大きいボートが欲しい
もしくは今のボートをキープしつつ小さいボートを買って、そこをFingalのアトリエにする
最近は Fingal ソーイングレッスンを近所の友達に催させてもらってるから、このアトリエボートをレッスン教室に出来たらなんて素敵なんだろうなんて想像する
窓の外には白鳥一家や狐とウサギの運動会
その日の体調に合わせたハーブティーを飲みながら気の合う仲間とソーイング
今から楽しみで仕方がない
数年後の事なんてどうなるかわからないけれど
夢は口にした方が叶いやすいからここに綴っておこう





★★★ Photo by Mathew Eggleston ★★★



バークス家の御産とボートの日常生活 〜前編・中編・後編〜 にお付き合い頂きましてありがとうございました
皆様といつか世界のどこかで足跡が交差出来る日を楽しみにしています



Fingal


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